SEO知識

2017.05.24

誘導ページのペナルティ発表について

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どうも、ブルームプロモーションの高橋です。

先週Googleから新しい告知がありました。
Doorway Page (ドアウェイページ)と呼ばれるページの存在をガイドライン違反とし、近いうちにペナルティを与えるというものです。

Googleウェブマスター向け公式ブログ誘導ページ(Doorway Page)はガイドライン違反です。

今回は、ドアウェイページとはなにか?サイト運営者が、注意すべきページなどについて、なるべくわかりやすく、お伝えします。

 

誘導を目的としたページはドアウェイページ

ドアウェイページは誘導ページとも呼ばれており、Googleによると

“誘導ページは、特定の検索キーワードで検索結果の上位に表示されることを目的に作成されたサイトまたはページです。誘導ページにより、類似する複数のページが検索結果ページに表示され、どの検索結果からも同じ内容のサイトやページにユーザーが誘導されるため、ユーザーの利便性が妨げられることになります。”

Google誘導ジの説明

そのページに興味を持って来た人を、例えば何かの販売などのページに誘導するためだけに存在している内容の薄いペラペラのコピーのようなページのことを言います。

 

誘導ページ具体例その1「違うドアでも同じ店」

具体例として公式ブログの中では2つ発表しています。そのうちの一つ目はこれです。

誘導ページ例1

現実の世界でも英会話教室に行ってみて「ちょっと、ここは違うな」と思い、再度探した違う教室に行ってみたらまた同じ教室だったとしたら、ちょっと笑っちゃうかも知れませんが、大半の人はがっかりするに決まってます。

Web上で、売りたいものがあった場合、そこに誘導したい気持ちはわからなくはないですが、このやり方はそこに訪れてくれる人のことを全く無視した作りなんですよね。

Web上では、企業などが売りたいサービスを売ってくれれば一契約につき千円あげるよ。というアフィリエイトというビジネスがあり、それでご飯を食べている人もかなりの数存在します。

もしかしたらそういった方からしてみれば下手な鉄砲理論かも知れませんが、これはOUTです。

 

誘導ページ具体例その2「手抜き流用看板」

誘導ページ2

この例は、同じ商売をしていて「東京都港区,◯◯修理」「東京都世田谷区,◯◯修理」など、違う地域に住んでいる人をターゲットにし、文字だけを入れ替えページを使い回したやり方です。

これも飛んだ先が同じサービスや資料請求などのページへの誘導の可能性もあり、更に各ページが独自のコンテンツではないため、ユーザーに価値を与えないと判断されるため、ペナルティとなります。

 

共通していることは、これらのサイトやページを作る意図にあります。それは、ユーザーではなく、検索上で有利に働くよう作られたことが問題です。

これも以前お伝えした、SEO(検索エンジン最適化)とは「ユーザーの利便性を追求する」ことにある、Googleの考え方と反するものですね。

正直、アフェリエイターや、手を抜いた作りのサイト運営者ではない限り、今回のガイドラインに反することになる方は少ないはずですが、注意したいのは意図せず、誘導ページを作ってしまっているサイトが全くないとは言えないところです。

例えば、同じような商品が並んだ商品ページに商品名だけ変えて、他は同じ文言であったり、大規模サイトで随時更新される商品をシステムを用いてページを作成している場合などです。

 

チェックリストは以下です。

 

まとめ

今回の発表は、まともなサイト運営をされている方にとってはあまり影響のあることではないと思いますが、大規模なページや、サイトのコンテンツの作り方でコピペのような形を取っている方は注意が必要です。

 

お酒や貴金属や飲食店のメニューなどの商品紹介のページなどで、可能性はあるかも知れませんね。あり得るだけを変えて他は同じ文言などの場合ですね。

 

とにかくユーザーにとって意味のないページを減らしたい!

この記事を書いた人

SEOコンサルタント高橋 正樹

飲食・ブライダルなどサービス業を経て、2017年 ブルームプロモーションの役員に就任。SEOを軸としたコンテンツの企画からWEBサイトの設計まで幅広く行う。

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