SEO知識

2016.08.04

SEOの秘訣は「検索ユーザーの利便性を追求する」こと

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どーもブルームの高橋です。

「SEO(検索エンジン最適化)って、検索結果で上に出すようにするやつでしょ?」と思っている方。正解に近いですが、ちょっと違います。

そのバリバリ、クライアント寄り(売り手目線)な言い方をしてるうちは、検索を通じてたくさんのお客さんに来てもらうのは難しいです。

サイト作りの意識は、Googleだけではなく、ユーザーにこそ向けなければ、検索結果は良くなっていきません。

(なんかややこしいなぁめんどくさいなぁ)と思ってる方、SEOなんてめんどくさいに決まってます。

でも、基本的な考え方はすっごいシンプルなんです。

まずは「Googleという企業の理解」が必要です。Googleを理解できれば「SEO」を行う上での迷いはグッと減ります。

今回は「SEO」という言葉の意味と、Googleの考え方についてお伝えします。

Googleも営利団体

SEOのSとE=検索エンジン=Googleです。

まず、SEOという言葉は
S=search(検索)
E=engine(エンジン)
O=Optimization(最適化)
の頭文字を取った略語です。

検索エンジンとは、Bing 、yahoo 、Google などの検索してくれるサイト全てを指します。

以前の記事「Google検索の人気は、どれだけ高いのか?」でも触れた通り、日本の検索エンジンのシェアはyahooとgoogleで約95%以上を占めています。

yahooが2010年にGoogleと提携してから、SEOと言えば、ほぼGoogleに向けての施策となります。

O=最適化。検索を通じてサイトに集客する全てのこと。

辞書によると最適化とは【《optimization》オプティマイゼーション。

プログラムを特定の目的に最も効率的なように書き換えること。】

つまりSEOとは、WebサイトをGoogleにとって最も効率的なように設計し、書き換えることです。

そうすることで検索結果のパフォーマンスが向上するので、Webサイトへユーザーに訪れてもらう施策の全てがSEOと言えます。

本題の「SEOとは?」ですが、ここからこそ知って欲しい部分です!

 

SEOの大前提

Googleの基本的な考え方

Googleの考え方はGoogleが掲げる10の事実に詳しく記載されています。そして、Google設立者の一人であるラリーペイジ氏の言葉、

完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致する情報を返すものです。

に集約されています。

Googleは異常なほどユーザーのことを気にかけている企業です。とにかく 「ユーザーの利便性を追求する」という考え方にもとづいて、全ての判断や施策が行われています。

前途したように、Googleに対してWebサイトにSEOを行っていくことで、検索結果で良いパフォーマンスを得られるようになります。

しかしGoogleは頻繁にアルゴリズムと呼ばれる検索プログラムの更新を繰り返すので、「アルゴリズム更新のたびに順位が下がらないか?」とか「Googleに振りまわされるのが嫌だ!」なんて言う人もいます。

もちろんGoogleは嫌がらせをしてる訳でもなく、むしろ一貫した理念をつらぬいているだけです。

そういった性質を理解できればGoogleが行うアルゴリズムの更新は予測できる範囲になり、先日の記事【速報】「スマホ対応」の有無で検索順位が大きく変動しますのような時も、慌てる事はなくなります。

 

Googleがユーザーにこだわる理由

どんなビジネスでもお客様第一なのは当然ですが、Googleは徹底的にユーザーのことを考えています。

全てのアルゴリズムの変更や仕様の基準は、とにかくユーザーにとって使いやすいか?有益か?それだけです。

この異常なほどのこだわりは何故なのでしょうか?

Google が掲げる 10 の事実の中では、以下のように言っています。

Google は営利企業です。企業に検索テクノロジーを提供することと、Google のサイトやその他のウェブサイトに有料広告を掲載することで収益を得ています。

Googleはボランティアでも慈善事業でもありません。純然たる営利企業であり、稼ぎのほとんどは広告収入だと言うこと。これはとても重要な事実です。

当たり前のことですが、これはSEOを行う上できっと何度も立ち返ることになる、とても大切な大前提です。

ユーザーが望まないことはGoogleも望まない 

これほど便利なサービスを登録もなく無料で提供するのは何故か?

答えは、広告収入を得続けるためにこれからもずっとたくさんのユーザーに使われるツールであり続けなくてはいけないからです。

もし、Googleが満足できない結果しか返せなくなったら、どうなるでしょうか?

検索結果に、不正なやり方で上位表示している役に立たないサイトがあったら?宣伝しかない実績もないサイトばかりが並んでいたら?表示速度が異常に遅いサイトだったら?

そういう問題の数々を、野放しにしておく検索エンジンだとしたらどうでしょうか?

当然、ユーザーはいずれGoogleを使わなくなります。
そして一般ユーザーが集まらなくなったサイトへ広告を出す企業はいなくなり、Googleのビジネスは破綻します。

Googleのユーザーを満足させることで収益を上げる。全て後から付いてくるという理念の理由です。

 

私たちもユーザーのことを考え抜けば良い。

「SEO対策」という言葉は業者が使い始めましたが「検索エンジンを最適化する対策」という謎の言葉になり、検索エンジンを欺こうとする裏ワザ的な意味合いを臭わせます。

そのためSEOは「特定のキーワードで検索順位を上げること?」「リンクをたくさん付けること」「昔は外部施策だったが、今は内部だ!」「実はURL・ページ数がキモ?」など情報が飛び交い、何が本当かわからない・・・となりがちです。

「Google的にどうなのか?」ばかりを追究した施策は間違いを生みます。

サイトを利用するユーザーにとってどうなのか?」を追求することこそがGoogleの考え方との方向性を合わせ、結果的にSEO上も良い結果を生む秘訣です。

Googleは進化し続けますが、きっと ユーザーの利便性を追求する」ことは今後もブレません。

 

まとめ

・SEOとは検索エンジンに対してWebサイトを設計、書き換えて検索結果に良い影響を与える。
・Googleは頻繁にプログラム更新を繰り返すが、考え方を理解することである程度予測がつく。
・Googleがユーザーの利便性にこだわるのは、あくまで客商売だから。
・SEOという言葉の意味は検索エンジン向けだが、ユーザーのことを考えていれば結果Googleと合致する。

この記事を書いた人

SEOコンサルタント高橋 正樹

飲食・ブライダルなどサービス業を経て、2017年 ブルームプロモーションの役員に就任。SEOを軸としたコンテンツの企画からWEBサイトの設計まで幅広く行う。

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