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こんにちは!ブルームプロモーションの本島です。
Webマーケティングのために必要不可欠なSEO。
必要な専門知識が幅広くあり、社内で行うのは難しいケースも多いでしょう。
とはいえ「SEO対策もできます」と謳っている会社は非常に多く、どのように委託先を選んで良いか悩んでしまいますよね。
実はGoogleが「SEO業者の選択」について公表しているのはご存知でしょうか?
今回はGoogleが公表している内容を基に、SEOを依頼する会社を選択する上で確認すべきことや注意点などを解説します。
SEO業者を選ぶ前に確認すること
SEO業者に依頼する前に、社内で確認すべきことが主に4つあります。
①どのタイミングで依頼するか
現在SEOのコンサルティングを受けたいと考えているなら、依頼するタイミングは早いに越したことはありません。
可能であれば、新規でサイトを立ち上げる時や、サイトをリニューアルする時に合わせられればベター。
もちろん既存サイトに対してSEO施策を行うことも可能ですが、初めからSEOを考えたサイト設計ができた方がスムーズです。
弊社では「マイナスをゼロにするSEO」と「ゼロをプラスにするSEO」という表現をしていますが、既存サイトには改善すべきマイナスがある状態が散見されます。
まずはこのマイナスをゼロにして土台を整えることで、プラスにする施策の効果が最大限発揮されると考えています。
既存サイトに対してマイナス点を改善することももちろん可能ですが、サイトのつくりによっては実行するために大きな労力が必要となる場合もあります。
だから初めからSEOを考えたサイト設計ができた方がスムーズなのです。
マイナスをゼロにする課題の状況によっては、リニューアルを推奨されることもあるでしょう。
②どのくらいの期間をかけられるか
SEOは即効性のある施策ではありません。
Googleも、Google検索セントラル「SEOが必要なケース」で次の通り伝えています。
成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。
変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は4か月から1年かかります。
もし期間をかけられないのであれば、SEOではなくWeb広告などの別の施策を考える方が良いかもしれません。
③どのくらいの予算を確保できるか
SEOは費用を1回支払って終了というものではありません。
先程お伝えした弊社の「マイナスをゼロにするSEO」と「ゼロをプラスにするSEO」の例だと、「マイナスをゼロにするSEO」が内部SEOの費用、「ゼロをプラスにするSEO」が月額費用、という料金体系になります。
現在の経営状態や目標とする成果によって得られる利益などから、大体の予算を決めておきましょう。
④社内の体制を整えられるか
SEO会社に外部委託するからといって、業者に丸投げできるわけではありません。
新しいページを作成する場合、サイト内の文章を修正する場合など、必ず社内のチェックが必要となります。
基本的なやりとりに対応する窓口担当、費用や方針に対応する決裁担当など、社内でコンサルティングを受けられる体制を整えておく必要があります。
窓口担当は、自社のサービスや業界に対する知識が多い方が望ましいです。
SEO業者ももちろん理解を深める必要はありますが、専門的なところまで理解するのは難しいのが正直なところ。
SEO業者の知見を広げるためにも、適宜教えることができる方が窓口担当だとスムーズです。
自社サービスに対するパンフレットなど、SEO業者に提供できる資料も準備しておきましょう。
新入社員向けの研修マニュアルや販促資料なども、理解が深まる良い資料ですね。
サイトに掲載すべき情報が埋まっている可能性もあり、新たな発見につながることもありますよ。
SEO業者を選ぶ際のポイント
Googleが公開している「SEO業者の選択」では、SEO業者と面談する際の質問項目を例示しています。
- 過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか
- Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか
- オーガニック検索に役立つオンラインマーケティングサービスやアドバイスを提供しているか
- どのような結果が期待されるかと、その日程、成果を測定する方法
- 同業種での実績
- 該当する国や地域での実績
- 外国語サイトの開発経験
- 最も重視しているSEO技術
- 創業年数
- 連絡方法
- SEO 業者があなたの会社とビジネスに関心を持っているかどうか
いくつかの項目をピックアップして、補足していきますね。
過去の作業のサンプルと成功事例をいくつか紹介してもらえるか・同業種での実績
どのようなことをしてくれるのか、作業内容の説明だけでなくサンプルが見られるとイメージしやすいです。
成功事例が分かれば安心材料の1つとなりますね。
事例紹介をサイトに掲載している業者も多いでしょうが、自社のサービスや目的に近しい事例を紹介してもらえるかどうかも確認すると良いでしょう。
必ずしも必要というわけではありませんが、やはり同業種での実績もあると安心ですよね。
私の肌感としても、同業種の成功事例は横展開できることが多いです。
ある程度の確証を持って施策を行うことができます。
Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか
SEOの施策は、Googleの検索エンジンに対する施策といえます。
そのGoogleが公表しているウェブマスター向けガイドラインについて、SEO業者は当然理解している必要があります。
ウェブマスター向けガイドラインは、いわばマニュアルのようなもの。
Googleの検索エンジンにWebページがインデックス(検索結果に表示するページとして登録)されるために必要なことが書かれています。
SEOの施策は、ウェブマスター向けガイドラインに沿って行っていることが前提になるはずです。
オーガニック検索に役立つオンラインマーケティングサービスやアドバイスを提供しているか
SEOの施策は、「情報を提供したい」サイト側と「情報を得たい」検索者側のニーズがマッチすることで成果を発揮します。
そもそも情報を提供するページが無いと施策のしようがありませんし、検索ニーズがないものに対して施策をしても成果は得られません。
「検索者が求めているページは存在するか」「ページに対する検索ニーズはあるか」をしっかりと分析し、提案してくれる業者が望ましいですね。
また、SEOは検索で上位表示するための手段ですが、Webマーケティングとしては上位表示して終わりではありません。
上位表示した後に、実際にクリックされる(ページに訪れる)か、ページにどれくらい滞在するか、他のページを見に行くか、再訪問するか、問い合わせに至るか…など、さまざまな要素についても確認・検証して、改善していく必要があります。
どのような結果が期待できるかと、その日程、成果を測定する方法
先ほどもお伝えした通り、SEOは即効性のある施策ではありません。
だからといって、成果がなかなか出ない場合に「時間がかかりますから…」と何もしないで待っているだけの業者は信用しがたいです。
まずは正式に依頼する前に、どのような施策を行ってどのくらいの期間でどのような結果が期待できるのか、その結果はどのような方法で測るのかをすり合わせておきましょう。
もし思うような成果が出ない場合には、どのような原因が考えられるのか、どのような解決策が実行できるのかなど、現状の共有と今後の提案を真摯に行ってくれる業者だと良いですね。
SEO会社との連絡方法
連絡方法の項目には「サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか」と補足されています。
サイトに対してどのような変更を加えたのか、どうして変更が必要なのか、変更することで何が期待できるのかを共有してもらえると安心ですね。
作業内容については専門的で分かりにくいこともあるでしょうが、変更の必要性や期待できる効果については専門知識がなくても理解できるはずです。
SEO業者があなたの会社とビジネスに関心を持っているかどうか
Googleは「関心を持っている業者であれば、次のような質問をしてくるだろう」と下記の通り例示しています。
- お客様のビジネスやサービスを特別で価値のあるものにしているのはどのような点ですか?
- 対象顧客はどういった方々ですか?
- お客様のビジネスはどのような方法で収益を上げていますか、また、検索結果をどのように活用していますか?
- 他にどのような広告チャネルを使用していますか?
- 競合相手はどこですか?
SEOの施策を行う上で、企業やサービスに対する理解は必要不可欠。
上記のような質問は自然と出てくるはずです。
SEO業者を選ぶ際の注意点
Googleが公開している「SEO業者の選択」では、悪質な業者に対する注意喚起として「有用なガイドライン」も公開しています。
各項目を見ていきましょう。
突然メールを送りつけてくる SEO 業者、ウェブ コンサルタント、代理店にご注意ください
なんと、Googleにも次のようなメールが送られてくるそうです。
google.com 御中
御社のウェブサイトにアクセスしたところ、ほとんどの主要な検索エンジンとディレクトリに登録されていないことがわかりました。…
このように、唐突に不安を煽ってくるメールにはご注意ください。
Googleで一番上に掲載されることは誰にも保証できません
「このキーワードでの1位を保証します」「貴社のサイトをGoogleへ優先的に登録することが可能です」などと謳う業者にも注意が必要です。
優良なSEO業者であれば、むしろ「SEOは上位表示を保証するものではない」と明言するはず。
保証はできませんが、上位表示を目指すために必要な施策を打ち続けるのがSEOです。
Googleと特別な関係にある業者も存在しません。
「Googleへの理解度」には差がありますが、「Googleとの関係性」は同一です。
隠し立てする会社や、行動の目的を明確に説明しない会社には、用心してください
SEOに限った話ではないですが、不透明な業者は信頼に値しません。
施策を実行するためには専門知識が必要ですが、施策内容を理解するためには専門知識は必要ありません。
不明点があれば説明を要求し、真摯な対応が得られなければ今後の付き合いは検討すべきでしょう。
業者に委ねるのは企業の顔であるWebサイトです。
そのWebサイトに対して何をしたのか、今後どのようにしていくのか、企業側もしっかりと把握する必要があります。
SEO業者にリンクする必要は一切ありません
上位表示のために有効だとして、リンクによる施策が行われていたのは何年も前の話です。
現在はむしろ違反行為としてペナルティーを受ける可能性があります。
※検索結果を操作する目的のリンク売買、過度なリンク交換など。全てのリンク行為が違反行為に当たるわけではありません。
リンクによって掲載順位に大きな影響を与えることはないと、Googleは明言しています。
他にやるべきことがもっとあるはずですよ。
賢明な選択が求められます
Googleは、SEO業者との契約を検討する際には、業界について調査することを推奨しています。
SEOとはどういうものなのか、どのような業者が良いのか、どのような注意が必要なのか、Googleを利用するなどをして調べるよう促しています。
このページに辿り着いた段階で、既に調査を実行されているかと思います。
お伝えしているポイントや注意点を参考にご検討ください。
何に対して料金を支払うのかを確認しましょう
GoogleやYahoo!、Bingなどの主要な検索エンジンにおいては、料金を払って掲載順位を獲得することは一切ありません。
しかし、検索エンジンによっては、クリック課金制や検索結果への表示課金制を組み合わせているものもあるそうです。
もし検索エンジンの表示に対する費用が発生しているなら、どの検索エンジンに対する費用なのか、継続的に発生する費用なのか一時的なものかなど、費用の対象を必ず確認しましょう。
根本的に、何に対する費用なのかを明確にすることは大切です。
「SEO対策●●万円」ではなく、内訳を明示した見積書を出してもらうようにしましょう。
その他の注意点をチェックします
Googleは、悪質なSEO業者の兆候として下記の点を伝えています。
- シャドードメインを所有している(複数のドメインを取得してリダイレクトさせ、1つのサイトに誘導する詐欺行為の一種)
- 誘導ページに他の顧客へのリンクを含めている
- アドレスバーへのキーワード入力プログラムを販売している
- 実際の検索結果と、検索結果ページに表示される広告との区別を明確にしていない
- 掲載順位を保証するが、必然的に検索結果の上位になるような、あいまいで長いキーワードの場合に限る
- 複数のエイリアスや偽造されたWHOIS情報を使用している
- 虚偽の検索エンジン、スパイウェア、またはスカムウェアからのトラフィックを取得している
- 所有していたドメインがGoogleインデックスから削除されたことがある、またはSEO業者自身がGoogleに登録されていない
なお、ここで挙げる兆候はほんの一部とも伝えています。
何か疑わしい点がある場合は、自分の直感を信じて検討してください。
SEO業者の選び方を押さえて優良な業者の見極めましょう!
幅広い専門知識を要するため、外部委託が検討されやすいSEO施策。
確実に成果を保証できる方法がない分、真摯に対応してくれる業者を探す必要があります。
会社の集客に関わる重要な施策ですから、信頼できる業者に委託したいものです。
SEOに対する正しい知識を持っている、会社やサービスに対して理解を深める努力をしてくれるなど、良質なSEO業者をぜひ見極めてください。
悲しいことに、悪意あるSEO業者が存在することも事実です。
悪意ある行為は明確なので、ご紹介した注意点をぜひ押さえてくださいね。
私たちブルームプロモーションは、日々進化し続けるGoogleの検索エンジンを研究し、さまざまな情報を正しく判断・理解することにより、クライアントやそのユーザーの目的に合わせた理想となる検索体験を提供します。
弊社のSEOサービスについても、ぜひご参考ください。