SEO知識

2020.05.01

ウェブマスター向けガイドラインとはSEO虎の巻

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どうもブルーム高橋です。

Googleがウェブマスター向けガイドランを大幅に更新しました。けっこう拡散されているのでご存知の方も多いかと思います。

ウェブマスター向けガイドランは、WEBに関わる人は全員必ず目を通すべきモノです。

今回の記事では新しく追加された項目と、そもそもウェブマスター向けガイドラインがどれだけ重要なのか?についてもお伝えします。

SEO虎の巻

ウェブマスター向けガイドラインってなに?

ウェブマスターガイドラインは、ウェブサイトを作る世界中の人に向けてGoogleが発表している「Googleが考えるサイト作りの指針」です。

今このブログをご覧のあなたは、自分が関わっているサイトをもっと見てもらいたい!検索結果の順位を良くしたい!と考えているはず。

でも検索エンジンやWEBに関する情報は腐るほどあるし、なんだか謎なSEO会社から電話やメールも来るし「一体何を信じればいいの?」と途方にくれているかも知れません。

ウェブマスター向けガイドラインは、検索エンジンを作っている会社であるGoogleが「こういう風にウェブサイトを作るといいよ」と言っているルールです。安心して従う価値のある情報です。むしろ見ないでどうする?というレベルです。

ファミコンで言えば公式攻略本のような、SEOにおける虎の巻です。

もちろんブルームプロモーションでもガイドラインにのっとったウェブサイト作りで、高い成果を出しています。

ガイドラインは大きく2つに分けられました。

今回、これまで3つのセクションだったガイドラインは以下の2つになりました。

1つめの一般的なガイドラインは、簡単にいうと「Googleに評価を受けるためのガイドライン」です。(以下引用)

一般的なガイドラインに沿ってサイトを作成すると、Google がサイトを認識し、インデックスに登録し、ランク付けをするプロセスをスムーズに行う手助けとなります。

2つめの品質に関するガイドラインは「ペナルティを受ける可能性のある不正行為についてのガイドライン」です。(以下引用)

このガイドラインでは、Google のインデックスから完全に削除されるか、あるいはアルゴリズムまたは手動によるスパム対策の影響を受ける可能性のある不正行為について説明しています。スパム対策が実施されたサイトは、Google.co.jp や Google のパートナー サイトの検索結果に表示されなくなることがあります。

Google「検索順位を決めるのに、こんな風にサイト作ってくれるとすごい助かるわー、あとこういうことやったら罰を与えるから、そこんとこよろしくね。」ということです。

新しく加わった4つの変更点

今回、新たに加わったのは以下の4点です。

1. 重要なコンテンツはデフォルト表示にしよう
タブを切り替えないと読めなかったり、ビヨーンっと伸びるアコーディオンボタン(展開ボタン)など、見る側がなにかアクションしないと表示されないコンテンツはやめよう。

2. モバイル対応にしよう
昨年2月にもお伝えしてる重要な項目ですが、いまさら追加。ちなみに自社サイトがモバイル対応の基準をクリアしているかどうか、わかるツールも以下の記事で紹介してます。
【速報】「スマホ対応」の有無で検索順位が大きく変動します

3. HTTPSにしよう
これも以前の記事で紹介しました。サイトとユーザーのやりとりを暗号化し、大切な情報を守るためのサービスです。あなたのサイト、セキュアしてますか?詳しくは以下の記事をどうぞ。
httpとhttps(SSL)の違いは、直球と魔球くらい違う

4. アクセシビリティも高めよう
アクセシビリティは高齢者や障害者などハンディを持つ人にとって、利用しやすいかどうかです。

今回は上記のような新たな追加のほかに、これまでのガイドラインへの追加・修正・削除もとても多いの更新です。そちらは、いつもGoogle情報を素早く噛み砕いて、お伝えしてくださる鈴木憲一さんの記事を是非ご覧ください。本記事も参考にさせてもらいました。

Googleがウェブマスター向けガイドラインを大幅改定 ― いったい何が変わったのか?

ガイドラインの追加事項から見えること

ウェブマスター向けガイドラインは「ウェブマスター向け」と言いつつ狙いは、WEBサイトを見るユーザーとWEBサイトをクロールするGoogleボット両方の利便性向上のためのもの

今回の追加事項1つめの「重要なコンテンツのデフォルト表示」は、Googleがサイト上の重要なコンテンツを見逃さないようにという狙いで、Googleボット向け。

ほか3つは、爆発的に増えたスマートフォンユーザー、ハンディを持つ人たちの使いやすさ、ウェブ上での安全性を高めるため。とユーザー向けです。

相変わらずGoogleの「もっとWEBを使いやすくして行きたい!」という意思を強く感じるアップデートですね。そのあたりの詳しいことはこちら SEO(検索エンジン最適化)とは「ユーザーの利便性を追求する」こと

サイトの基礎を正しく造ることが一番確実

最近は「何はなくともコンテンツだ!」とよく目にします。「サイト構造や難しいSEO施策なんて関係なくなってきている」なんて情報も見かけるようにもなりました。

確かに昔から「Content is King」と言われており、コンテンツの重要性は今に始まったことではないのですが、かと言って「コンテンツだけで全てOK!」となるのは大きな間違いです。

これだけアップデートを繰り返し細かなガイドラインを発表するGoogleが、コンテンツのみで判断するはずがありません。サイトの基礎構造を無視するというのは私たちからするとナンセンスです。

良いコンテンツも良いウェブサイトの上に乗らないと力を発揮しない。というのは私たちブルームプロモーションがずーっと言ってることです。

ガイドラインに沿ったルールをコツコツとサイトに施していくことが、長い目で見て大きな成果につながります。

私たちのような企業の腕の見せ所は、ガイドラインをしっかりと解釈し、実際に施策し、分析し、改善を続けていけるかにかかっています。

みなさんも是非、参考にしてみてください。

Googleウェブマスター向けガイドライン

この記事を書いた人

SEOコンサルタント高橋 正樹

飲食・ブライダルなどサービス業を経て、2017年 ブルームプロモーションの役員に就任。SEOを軸としたコンテンツの企画からWEBサイトの設計まで幅広く行う。

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