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Googleが検索広告の右側枠を廃止。ますますクリック単価が高騰するかも

投稿日:2016年02月23日
インターネット広告

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こんにちはスガワです。

2016年2月20日アイレップの渡辺氏が運営する「SEMリサーチ」では、海外SEO/SEM情報「Search Engine Land」がGoogleがPC検索結果の右側の広告を廃止することを報じたことが明らかにされました。

スマホの検索体験を優先する「モバイルファースト」に沿った、全世界で展開される変更です。

20160223
インターネット広告を運用中の方や今後広告出稿を考えていた方は、知っておくべき情報です。

本日2月23日、日本ではすでに実装された模様

クリック単価が高騰している人気ワード「介護士 求人」で検索してみました。
右側の広告枠がなくなり、上部4件・下部3件のみの広告表示となっています。

PC_cap
僕が確認する限りではありますが、昨日までは広告表示順位が5位以下だと、右側の広告枠に表示されていました。(4位以下の時もありましたが)
今後は5位〜7位は下部に表示され、8位以下は2ページ目の表示ということになりそうです。

ちなみにモバイル検索では上部3件・下部3件表示でした。

mobile_cap

右側の広告枠がなくなることによってどうなるか

そもそも右側の広告枠のクリック率はどのくらいだったのかが気になるところですよね。

2012年1月13日のweb担当者Forumの記事では
1位が4.54%、2位1.79%、3位1.51%、4位1.17%、5位0.93%、6位0.77%、7位0.68%、8位0.54%、9位0.51%、10位0.57%となっています。
「SEO in Philadelphia」が5年かけて調査したデータなのだそうです。

若干10位のクリック率が高いのは、スクロールし終わった後に目に止まったからだと思います。

右側の広告枠、5位以下のクリック率は1%以下なので、今も昔も4位以上に調整する重要性は変わりませんが、表示エリアが狭まってしまったことによるさらなる順位争いとクリック単価の高騰が想像できます。

広告表示順は上限クリック単価だけではない

広告が表示される順番を決める要素の1つが、上限クリック単価です。
「このキーワードで絶対表示されてほしい!」と思えば、1クリックに支払う上限金額を上げていけば上位に表示される可能性が高まります。

もう一つ重要なのが、品質です。
いくら1クリック上限単価が高くても、品質が良くないと安いクリック単価を設定している広告より順位が下がります。
品質評価の基準は、広告のクリック率や、広告内容とリンク先ページの整合性など様々です。

1クリック単価を高くしても結果的に訪問数が減ってしまい、成果につながらないのであれば元も子もありません。
わたしたち広告担当者には、品質を上げながら単価設定を見極める調整スキルが求められます。

サイト訪問獲得の手段はリスティング広告以外にもある

Google・Yahoo!の広告では、検索の他にディスプレイネットワーク広告(バナー広告)があります。
ディスプレイネットワーク広告で、クリック単価の引き下げと訪問数の増加を狙う施策もありだと思いますし、FacebookやTwitterなど、ソーシャルメディアでの広告も有効です。

ちなみに僕が運用させて頂いている検索広告は、ここ数年でかなり少なくなりました。

ディスプレイネットワーク広告で注意したい点は、検索とは違って「今すぐ客」ではない可能性が高いことです。
訪問者のモチベーションが違うので、配信する画像の内容やリンク先のページで、どういったコンテンツと接触させるべきかを検討し直すことをおすすめします。

また、検索からの集客については「訪問数(クリック)に予算をかける広告」ではなく、自然検索からの流入を増やすSEOニーズが高まる可能性もあります。

自然検索のクリック率は広告のクリック率より高い

自然検索のクリック率は、1位15.08%、2位10.26%、3位7.32%、4位4.94%、5位4.95%、6位2.21%、7位2.04%、8位2.39%、9位1.45%、10位1.84%です。
これもweb担当者Forumの記事を参考にしています。

自然検索結果は広告よりも下の方に表示されるのに、クリック率は圧倒的に高くなっています。
広告だとわかっている人にとっては、自然検索結果を信頼している表れですね。

SEOがうまくいっているサイトはリスティング広告に頼らなくても、「まだまだ客」から「今すぐ客」までの施策を組み合わせて戦略を立てることができます。
僕はサイトを構築する上で、SEOは「施策」ではなく「前提」だと考えています。

 

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