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スパムってなんなの?最近のスパムと対処法(起源と動画つき)

投稿日:2015年09月04日
Webの知識

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どうもブルームの高橋です。

「それ、スパムみたいだね」「スパム的な…」のように、日常会話のなかで使われるほど、スパムは一般的なワードになりました。

スパムはもともと、大量かつ無差別に送られてくる迷惑メールを指しましたが、SNSスパムも登場し、今となっては「Web上の迷惑行為全般」を指す言葉です。

「どこからがスパム行為なのか?」という基準は、このごろ流行りの「◯◯ハラスメント」のように、受けた相手が迷惑と感じれば「スパム」と言われるようです。弊社のSNSが迷惑と感じられないことを心から祈ります。

スパムは、サギの手口と同様に、巧妙なものが増える一方なので、スパム行為にあった本人が気づかずにスパムを広めてしまっている。なんてこともあります。

今回は、最近のスパムと対処法、「スパムってそもそもなんなの?」という語源にも触れます。

スパムとスパマー

代表的なスパムと対策の参考リンク

スパムを行うスパマーと呼ばれる人たちには、なんらかの意図があります。ほとんどの場合は自分たちの収益に繋げるためにスパム行為を行います。

おおまかには
・出会い系・アダルトサイトなどへの誘導「メール・LINEスパム」
・ページの拡散力を高めたり個人情報の獲得「Facebook・Twitterスパム」
・金をだまし取ろうとする詐欺「請求スパムメール」
・サイトやサービスの宣伝「ブログコメント・Facebookスパム」

など、色々とあります。

ここ数年の流れを見ていれば「これは怪しいでしょ!」と、見抜ける人は増えてはいますが、最近になってスマホを持ちSNSをはじめたような方は、悪気なくやられてしまいます。

スパム被害にあわないためには「知らない人には反応しない」「怪しいリンクはクリックしない」「記事を読むのにアプリが必要なものはやめておく」などを気をつけるだけで、健やかに穏やかに過ごせるはずです。

参考リンク:
FacebookのRayBan(レイバン)広告タグ付けスパムの対策は?
【Facebook】スパムが絶えない理由。「シェア」が必須なサイトは要注意!
蔓延するツイッタースパムの現状と対策方法

知り合いがやらかしちゃってる場合は言ってあげるのが愛

SNSに限って言えば、「登録(シェア・いいね・クリック)しないと先が読めない系のスパム」では、下世話なゴシップ記事やエロネタが多く、これらは自分のフィードにシェアされます。

普段やたらと世相を斬っていたり、カッコ良いことばかり言ってる人は「エロ記事見てるくせに」と周囲の失笑を買い、説得力が地に落ちかねません。気持ちはわかりますが、大人としてグッとこらえるべきでしょう。

どうしても読みたい場合はそのタイトルをGoogleで検索すれば読めます。あっさり解決ですね。

親しい初心者や社内の人などが、もしフィード上で「欲望むき出し」になってたら、そっと教えてあげるのが愛なのかも知れません、わかりません。

自分だけで済めばまだ良いですが、自分と繋がっている人の情報も開示してしまうような診断・占い系アプリは、注意が必要です。

迷惑行為のスパムの語源は缶詰商品

スパムはもともとアメリカ発の缶詰食品で、ソーセージの中身である豚肉を、腸に入れずに缶詰につめたもの。日本でも戦後以降に沖縄に入ってきました。

今でも「ポーク(スパム)卵おにぎり」として、また日常の食卓にものぼる人気の高い食べ物でもあります。

ポーク卵おにぎり

実際に食品としての「スパム」に迷惑な要素はまったくありませんが、このまったく悪気のない豚肉の缶詰がなぜ迷惑行為の代名詞となったかと言うと、イギリスのコメディ集団モンティパイソンの仕業(しわざ)です。

モンティパイソンのコント「スパム」動画あり

モンティパイソンは、今だに世界中のコメディアンに影響を与え続ける、イギリスの伝説的コメディグループです。

彼らの作るコント作品は不条理や過激さが売りでしたが、なぜかイギリスの国営放送BBCで放映されていました。

そのモンティパイソンの番組「空飛ぶモンティパイソン」のなかのコントのひとつが「スパム」です。

コント「スパム」の内容
レストランに空から降りてきた夫婦がメニューを聞くと、すべてにスパムが入っています。「スパムは嫌いなのよ!」という奥さんを尻目に店員は「スパム」を連呼し続け、さらに店内にいる大勢の北欧風バイキングたちが「スパムスパムスパム!」と歌を歌い、やがて夫婦はスパムを注文するという流れ。

相手の迷惑を考えずにしつこく何度も繰り返されるところから、迷惑メールの語源としてスパムが使われたようです。

Webの歴史のひとつとして見ておいても損は無し。

スパムメールを最初に送った人と名付けた人たち

以下の記事によるとスパムメールの始まりは1978年5月、今から37年も前です。

引用

世界初のスパムメールを送ったのはGary Thuerk氏。インターネットの原型とも言える「ARPANET」にて1978年5月1日に送信され、393人のユーザーに送信されました。内容はDECという会社の販売しているコンピュータの宣伝。

スパムメール生誕30周年記念、世界初のスパムメールは一体何だったのか?

Garyさんが、発明した訳ではないかも知れませんし、何十年先の世界中の人たちに煙たがられることを想像していたかどうかもわかりません。しかし初めて使用した「スパムメールの父」として、後世に語り継がれることは確定です。

スパムは、40年近く経った今も廃れていないことが、新しい宣伝・広告手法として有用であった証明です。

大量発信可能な迷惑メールは、やがて爆発的に広がり一般化して行きました。この迷惑メールに「スパム」という名前を付けたのは、コメディとブラックジョークが好きなアメリカのハッカー文化です。

モンティ・パイソンのコントから引用する目のつけどころは、ハイセンスだなぁと思うのも正直なところです。

「便利さしか」受け入れないというのは傲慢かも

webやプログラムに深い技術的知識と実行力がある人たちは、新しいものを作りながら、壊しながら、結果として世の中を変えていきます。

「新しいもの」が使いやすくなれば、たくさんの人が参入し市場が膨らみます。それらを悪用して利益を得ようとする人が現れるのは悲しいかな世の常です。

「騙される方が悪いんだ!」とは絶対に思いませんが、こうした便利さの裏にはスパム的なものがつきまとうことや、クレームのつけどころが無い以上「対処の仕方」などの最低限の知識を身につけなくちゃなあと思います。

少しでもそのお役に立ちましたら幸いです。

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