SEO知識

2025.06.02

E-E-A-Tを高める具体的な方法とは?SEO初心者でもできる対策を解説

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こんにちは!ブルームプロモーションの八木田です。

 

私はSEO会社に勤めて4年が経ちますが、ここ数年はミーティングの度に「E-E-A-T」という言葉を耳にしている気がします。

SEOをする上で「E-E-A-T」はセットで覚えておいた方が良い用語かもしれません。

 

今回は「E-E-A-T」について、「最近よくE-E-A-Tが重要って聞くけど、具体的に何をしたら良いの?」「E-E-A-Tって何のことなのかよくわからない」という方に向けて、E-E-A-Tとは何かや、E-E-A-Tを高める方法を解説します。

 

これからSEOに力を入れようと思っている方や、SEO初心者の方はぜひ参考にしてみてください!

 

イーイーエーティ

 

E-E-A-Tとは?なぜ重要なの?

E-E-A-Tとは、Googleが定めたWebサイトの品質評価基準のことで、以下の4つの要素の頭文字を取った言葉です。

要素(読み方) 日本語訳
Experience(エクスペリエンス)※ 経験 ※2022年12月に追加
Expertise(エキスパータイズ) 専門性
Authoritativeness(オーソリタティブネス) 権威性
Trustworthiness(トラストワージネス) 信頼性

以前までは「E-A-T(イーエーティ)」でしたが、2022年12月にGoogleが品質評価ガイドラインに「Experience(経験)」を新たに追加したことで、現在の「E-E-A-T」となりました。

 

読み方としては、「E-E-A-T(イーイーエーティ)」もしくは、「ダブルイーエーティ」と読んでも良いそうです。

 

「E-A-T」について、おさらいしたい方は下記コラムもあわせてご覧ください!

E-A-Tとは?SEOと関係が深いGoogleのページ品質評価要素

 

E-E-A-Tにアップデートされたポイントとして、重要なのは「経験」「専門性」「権威性」によって、信頼が成り立つという構造です。

eeat構造図

参考:E-E-A-Tの構造図(出典:品質評価ガイドライン:General Guidelines)

ネット上では、日々新たなコンテンツが追加され、AIによるコンテンツも増えてきました。

そんな中でGoogleはウェブページの品質を評価する上で、この4つの要素を評価基準として重要視しています。

 

新たに追加された、E(経験)の重要性

今回新たに追加された「Experience(経験)」は、とても重要な意味を持っています。

新しく追加された「Experience(経験)」について、Googleでは次のように説明しています。

このたび、検索結果の評価を改善するために、E-A-T に E(経験)を追加しました。
つまり、実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうかも評価されます。
状況によっては、そのトピックに関連して実体験をもつ人が作成したコンテンツが最も高く評価される場合もあります。

参考:品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-T に Experience の E を追加

 

例えば、同じ「確定申告ソフトの使い方」について書かれた記事でも、実際にそのソフトを使ったことがある人が経験に基づいて書いた記事と、ネット上の情報をまとめただけの記事では、前者の方が高く評価されます。

 

私自身も、ネットでコスメやスキンケアの商品を調べる時は、必ず商品の口コミや使った人の感想を見て判断して購入しています。

 

ただ単に情報をまとめた記事ではなく、実際に商品やサービスを使った人の経験談はリアルな声として参考になりますよね。

 

ChatGPTなどのAIが発達している現在、実際の体験に基づいた情報は、AI生成コンテンツとの大きな差別化要素として、Googleは新たに「Experience(経験)」を追加したとも予想されています。

 

「YMYL」と「E-E-A-T」の関係性

E-E-A-Tが特に重要視されるのが「YMYL(Your Money or Your Life)」と呼ばれる分野で、直訳すると「あなたのお金やあなたの生活」という意味になります。

 

YMYLとは、人々のお金や健康、安全、幸福に直接影響を与える可能性があるトピックのことで、医療、金融、法律などの分野が該当します。

 

これらの分野では、間違った情報が人々の生活に大きな損害を与える可能性があるため、より厳格にE-E-A-Tが評価されます。

つまり、経験に基づいた情報か、専門性があるか、権威性があるか、信頼性があるか、が問われます。

 

ニュースや時事問題、市民権や政府、法律、財産、ショッピング、健康と安全、人々の集団(人種・民族)など、こういった分類のコンテンツを発信するときは、専門家の監修が入った上で情報発信することをおすすめします。

 

YMYLについて、詳しくは下記のブログをあわせてご覧ください!
YMYLとは?アップデート歴や対策方法などを詳しくご紹介します!

 

E-E-A-Tはどう高める?

ここからは、実際にブルームプロモーションで行っている、Experience(経験)の評価を高めるための施策をご紹介します。

 

まだ正直私たちもE-E-A-Tを高める方法は日々模索中ではありますが、一つひとつの施策に意味を持って取り組んでいます。

 

Experience(経験)を高めるための対策

サービスや商品の事例記事の発信

ブルームでは、実際にクライアント様のサービスを利用したお客様の声を事例としてコンテンツを発信します。

 

例えば、お客様がどんな悩みがあってサービス(商品)を利用したのか。

実際にどのように解決をしたのか。

お客様の満足度や、クライアント様のサービスポイントなどを発信します。

 

事例記事を発信することで、事例と同じような悩みを持ったユーザーにサービスや商品の体験談を届けることができます。

 

インタビューの実施

先ほど紹介した事例をヒアリングするために、クライアント様に実際にインタビューを行い、担当者様のリアルな声を直接お伺いします。

 

例えば、店舗の営業担当の方に「どのように、お客様の悩みに寄り添った営業をしたのか」「御社ならではのサービスポイントは何か」などをお伺いします。

 

営業担当の方ならではの、お客様とのコミュニケーションや課題解決までのアプローチをヒアリングすることで、より詳細な事例を発信することができます。

 

FAQ(よくある質問)を充実させる

お客様から実際に寄せられた質問とその回答を掲載することも、経験を示す重要な要素です。

リアルな疑問と、それに対する実務経験に基づいた回答は、読者にとって非常に価値の高い情報となります。

 

例えば、電話でよく問い合わせをいただく質問をウェブ上でFAQとして回答を用意しておくことで、ユーザーにとって有益な情報を発信でき、ページのクオリティが上がります。

FAQが充実していると、ユーザーにとってもお客様にとっても手間が省けてwin-winです!

 

今回は、「Experience(経験)」の評価を高めるための施策を紹介しました。

残りの「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」を高める方法については、下記のコラムでも解説しているのであわせてご覧ください。

E-A-Tとは?SEOと関係が深いGoogleのページ品質評価要素

 

E-E-A-Tを高めたSEO運用を行いたい方は、ぜひ一度ブルームプロモーションへご相談ください。

すべてはユーザーのために、より良いコンテンツを届けられるよう、日々チーム一丸となってSEOに向き合っています!

 

E-E-A-TとAIの付き合い方

先ほども少しお話しましたが、AIが急速に発達している現在、E-E-A-Tの重要性はますます高まっています。

 

AIが生成するコンテンツが増える中で、人間らしい体験や感情が込められたコンテンツが、より価値のあるものとして評価されると考えています。

 

AIのすべてがダメという訳ではなく、AIと仲良くなり、共存していくことが今後必要だと考えています。

 

AIを活用しつつ人間らしさを残す方法

AIを情報収集や下書き作成などの補助的な役割として活用するべきですが、必ず人間の体験や知見を加えることが重要です。

例えば、AIに必要な情報をまとめてもらい、実際の事例や体験談など、専門家としての見解をしっかり伝えることで、E-E-A-Tを満たしたコンテンツを効率的に作成できます。

 

人間味のある文章の重要性

AIが作成したコンテンツは、情報の正確性は高いものの、実際の体験に基づいた感情や細かなニュアンスを表現することが難しいとされています。

 

そのため、実際に体験した人だからこそ書ける「失敗談」「まさかな出来事」「リアルな感情の変化」などを含めたコンテンツは、AI生成コンテンツとの明確な差別化要素となります。

 

記事執筆者の人間らしさ(パーソナル)が見えると、コンテンツを読んでいる人も興味が沸いてくるのではないでしょうか。

 

AIに頼れるところは頼り、私たち人間もより工夫をして、ユーザーにより良いコンテンツをお届けしたいですね!

 

E-E-A-Tを高めるには「信頼されるための基本」を積み重ねよう

今回は知っておくべき知識としてテクニック的にE-E-A-Tのことをお伝えしましたが、実は「誰かにちゃんと届けたい情報」をつくるうえで欠かせない、当たり前に意識すべきことなんです!

 

私たち自身も、ネットで情報を探すとき「この記事ってほんとに信頼できるかな…?」と無意識に感じ取っていますよね。

 

だからこそ、コンテンツをつくる立場としても、読者目線を忘れずに「信頼されるための要素」をしっかり積み上げていく必要があります。

例えば、次のようなことを意識してみてください

  • 実体験に基づくリアルなエピソード
  • 第三者からの評価(客観的・レビューなど)
  • 専門的な知見を、わかりやすく伝える工夫

 

こうした要素を丁寧に取り入れていくことが、E-E-A-Tを高めます。

そしてこれは、検索エンジンからの評価向上だけでなく、「読者にちゃんと届くかどうか」という、本質的な部分にも直結します。

 

特に注目されている「Experience(経験)」は、AI生成コンテンツとの差別化を図る上で非常に重要な要素です。

私たちブルームでは、実際の事例やインタビュー、お客様からのよくいただく質問(FAQ)など、「リアルな声」を活かしたコンテンツ制作にも力を入れています。

 

「コンテンツ制作をしたいけれど、どう始めたら良いかわからない…」

「SEOに力を入れたいけど、E-E-A-Tはどう意識すべきなのか…?」

そんなお悩みをお持ちでしたら、まず一度ブルームプロモーションへご相談ください。

 

私たちは、お客様のお困りごとをしっかりヒアリングした上で、経験・専門性・権威性・信頼性を意識したコンテンツSEOをご提案しています。

 

一緒に「信頼されるコンテンツ」を育てましょう!

 

この記事を書いた人

SEOプランナー八木田 彩乃

在学中にブルームプロモーションでインターン経験を積み、自治体案件のリーダー経験を経て2022年ブルームプロモーションに入社。主にコンテンツSEOの企画・設計を行う。

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