こんにちはブルームプロモーションの高橋です。
ご依頼企業さまにSEOの説明をするときに、経営者や担当者さんが「え!そうなの?」と驚かれることがいくつかあります。よく驚かれることのひとつが「ページ数は多ければ多いほど良いわけじゃない」ということです。
そうです。ページは多けりゃいいってもんじゃないんです。ページの内容によりけりです。今回はそのあたりをお伝えします。
ちなみにページとは、サイトの「メニューや企業の紹介」などの各ページのほか、ブログなど増えていくページも含まれます。
目次
検索エンジンがページをえらぶ基準は?
検索者の要求に対して、どのページを検索結果に出すかは検索エンジンが決めます。
どういった基準で提示するページを決めるのか?というと、検索したユーザーが喜びそうなページを選びます。ユーザーが喜びそうなページというのは、信頼できそうなサイトのページです。
信頼できそうなサイトを判断する基準はいろいろとありますが、その中の一つにページ数は多い方が良いがあります。サイトにページが多いということは、検索エンジンからすると良いサイトっぽい、専門家っぽいと判断する材料の大きな一つになります。
「やっぱり多い方がいいんじゃん!」と思った方、もう少し待ってください。多くてもダメなこともあります。
多さだけじゃなく品質が大切です。ホームセンターの例
例えば、目の前にA店とB店というホームセンターがあるとします。
A店の品揃えは5000点、B店は1000点だとしたら「A店の方がより良いホームセンターだろう」「より専門店だろう」と考えると思います。
ですが、A店にある5000点のうち4500点が不良品で、B店は不良品が一切ない店だとしたらどうでしょうか?使える商品は500点対1000点になるので、どちらがお客様にとって良い店なのか?は明確です。当然不良品のないB店のホームセンターです。
当たり前の話しに聞こえますが、もし、商品の良し悪しがわからない子供だったらどうでしょうか?また、特殊な専門分野のお店の場合、素人が判断するのは難しいかも知れません。
それと同じように、それほど賢くなかったちょっと前の検索エンジンは、ページ数が多いだけで評価をしていました。
検索エンジンの進化によって数だけで判断されなくなった。
まだ検索エンジンがシンプルだったころ、この「ページが多いほど、検索エンジンに評価される」という仕組みを逆手にとって、サイトのページをやみくもに増やして評価を上げる人たちがいました。彼らにとっては残念ですが検索エンジンは日々進化しています。
ページの内容もわかることができるようになった検索エンジンは、品質の低いサイトを評価しなくなりました。ユーザーを無視し、検索エンジンの評価をあげるためだけの悪質なものに対しては、ペナルティを課すほどの成長です。
今は検索エンジンも、B店の方がお客さんにとって良いお店と判断できます。
内容の濃い、誰かの役に立つページでなければ「ページが多い」=「良いサイト」とはならないのです。
あなたのWEBサイトの各ページは「単に自社製品の紹介」だけになっていないでしょうか?訪れるユーザーの疑問を解決するような内容でしょうか?もう一度確かめてみてください。
数が多くなくても評価される例として、我がブルームプロモーションのWEBサイトhttps://www.bloom-promotion.jp/があります。決してページ数の多いサイトではありませんが、「SEO 札幌」での検索結果は1位を維持しています。
気づけば増えているかも知れない危ういページ
「品質の低いページなんてうちにはないよ!」という方にも気をつけて欲しいのが、悪気なく内容の薄いページが増えてしまうこと。いくつか紹介します。
1 異常な量の新着情報
「ブログ更新しました。」など、サイトからのお知らせがあることはユーザーにとって悪いことではありません。しかし、そのたった数行だけのための内容が無いページがたくさん増えることで、検索エンジンが「あ!薄いページを増やしたな!」と思うことがあります。
2 画像だけの記事の量産
検索エンジンは画像の中身までは判断できないので、写真だけのページがガンガン増えていくという記事も良い記事とは判断されづらいでしょう。
3 自動でコピーされるコンテンツ
たくさん人目に触れたいばかりに、あるサイトでブログを書くと自動で外部のサイトに同じ内容の記事が生成されるシステムを使っている。などはコピーコンテンツとしてペナルティを受ける可能性があります。
将来の検索エンジンはわかってくれるはず!
検索エンジンはいずれ、人の意図までも理解する進化を果たすと僕は思っていますが、現状では残念ながらまだそこまで追いついてはいません。それでも検索エンジンは、検索してくれるユーザーの利便性をあげるため日々頑張っています。
SEOという仕事は、企業側の善意と検索エンジンの善意のズレを修正し、サポートする仕事でもあります。
まとめ
・ページ数が多いことは良い評価になる要素ではある。
・質の高いページを増やすように心がける。
・意図せず増える内容の薄いページには対策をしてペナルティを防ぐ。
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