コンテンツSEO

2024.01.22

SEOに文字数は関係ある?コンテンツ作成のための文字数の考え方

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こんにちは!ブルームプロモーションの大井です。

 

SEOを意識したコンテンツを作成する際、「文字数はどのくらいが良いのだろう?」と悩んだことはありませんか?

「SEOは長文の方が評価されやすい」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、SEOを意識したコンテンツで大切なのは、「量より質」なんです!

 

今回は、SEOと文字数の関係性や、よりSEOに強いコンテンツ作成を行うためのポイントを解説します。

あわせてタイトルの文字数の考え方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

長い記事とGoogle

 

SEOと文字数の関係は?文字数は多い方が良いって本当?

お客様やライターさんから「記事の文字数はどのくらいが良いですか?」という質問をいただくことが多くあります。

 

結論からお伝えすると、SEOにおいて文字数は評価に関係しません

Googleの検索エンジンのアルゴリズムには、文字数を直接的に評価するものはないといわれています。

コンテンツの評価を大きく左右するのは、コンテンツの”文字数”ではなく、コンテンツの”内容”です。

 

しかし「上位記事は文字数が多いものばかりじゃないか!」と思うことはありませんか?

そのような検索結果を多く見てしまうと、文字数の多いコンテンツの方が評価されやすく感じてしまうこともありますよね。

 

たしかに長い記事が上位表示されやすい傾向はありますが、それは「文字数が評価されているから」ではなく、「ユーザーが知りたいことを説明できているから」が理由です。

 

ユーザーのさまざまな疑問に答えようとすると、結果的に文字数が多くなります。

ユーザーの疑問にきちんと答えられているコンテンツは、ユーザーにとって有益なページと判断され、Googleから高い評価を得やすいということになります。

 

 

SEOに強いコンテンツを作るための文字数のヒント

SEOに強いコンテンツは、決して文字数の多いコンテンツではありません。

コンテンツ作成の際に役立つ文字数のヒントについてご紹介します。

 

SEOコンテンツの文字数の考え方のヒント

コンテンツ作成にあたっては、次の2点がヒントになります。

 

①適切な文字数はキーワードによって違う

お伝えしたとおり、文字数の多い記事の方が、ユーザーの疑問に幅広く答えられるため上位表示しやすい傾向にはあります。

しかし、ユーザーが知りたいことを記事に盛り込めていれば、短い記事でも上位を目指すことができます!

 

例えば「うさぎ 数え方」というキーワードの場合、ユーザーが知りたいのは「うさぎは『1羽』と数える」というシンプルな答えです。

補足するとしたら「鳥ではないのになぜ羽か」という理由くらいでしょうか。

上位表示できている記事も、それらを端的に説明した短めのものが多いです。

 

一般的に、範囲の広い意味を持つキーワードのほうが説明しなければならないことが多いため、ユーザーに分かりやすく解説しようとすると、必然的に文字数が多くなります。

対して、範囲の狭い具体的なキーワードの場合は、説明することが少なく、少ない文字数でもユーザーが知りたい情報を説明できます。

 

このように、キーワードによってユーザーが「分かりやすい」「有益だ」と感じる説明の量には差があるため、一概に「SEO記事なら◯文字以上!」とは言えないのです。

 

②文字数の目安は上位表示記事を参考に

「自分なりにユーザーの検索意図を考えながら記事を書いてみたけれど、本当にこの量で大丈夫…?」と不安になる場合は、実際に上位表示されている記事をヒントにしてみましょう!

現時点で上位表示できている記事は、Googleから高い評価を得ている記事だからです。

 

不動産系のキーワードを例に、上位表示している記事の文字数を見てみると以下の通り。

  • キーワード「相続登記とは」:6,809〜10,279文字(中央値8,559文字)
  • キーワード「相続登記 登録免許税 納付方法」:2,997〜7,961文字(中央値4,959文字)

Pascalという有料ツールを使用しています

 

記事によって文字数には差がありますが、範囲の広い「相続登記とは」の方が全体的に文字数が多く、具体的な「相続登記 登録免許税 納付方法」の方が少ないことが分かります。

 

上位表示記事がどのくらいの量を書いているか、どのような内容を書いているかを確認し、自分の記事に足りない情報がないか、反対に説明しすぎている部分はないか、比較してみるのがおすすめです。

 

タイトルには文字数の目安はある?

「記事の文字数については分かったけれど、タイトルの文字数はどうなんだろう?」と気になった方もいらっしゃるかもしれません。

 

実は、タイトルに関しては30文字前後(全角)という目安があります。

Googleの検索結果で表示されるタイトルが30文字前後だから、というのが理由です。
それ以上に長くなる場合は「…」で省略されてしまいます。

 

SEOに効果的なタイトルの付け方については、こちらのコラムでもお話ししておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね!

SEOではタイトルの付け方が重要?titleタグの設定や改善方法を解説!

SEOコンテンツの文字数に関して注意したいこと

SEOに強いコンテンツを作成するために、次のような記事になっていないか注意しましょう。

  • 文字数を稼ごうとしてユーザーの検索意図から離れている
  • 長いだけで内容が薄い
  • 他のサイトから内容をコピペしている

 

例えば、本記事はSEOと文字数の関係性がメインテーマですが、この記事の半分以上がSEOの内部リンクについての解説だったらどうでしょうか?

「今、それ興味ないよ!」と多くの方は感じると思います。

 

また、無駄に文字数を稼ごうとするのもNG。

文字数が評価の対象にならないSEOでは、残念ながら無駄な努力になってしまいます…!

さらに、長い文章は読みづらく、ユーザーの離脱につながってしまう可能性も。

 

例えば、長くて読みづらい文章は、次のような文章です。

記事の文字数が多くて長い記事だからということが理由となって、Googleからあなたの記事が高い評価を受けられるということは決してないということを知っておきましょう。

 

この文章は、次のように短くシンプルにまとめることができます。

記事の文字数が多いことが理由で、Googleから高い評価を受けることはありません。

 

内容のない言葉で長々と説明するより、短く説明することを心がけることが大切です!

 

分かりやすい文章を書くコツについては、こちらのコラムでもご紹介していますので、チェックしてみてください!

文章の上手い書き方10のコツ。伝わる文章は良いコミュニケーションを生む

 

また「書くことが思いつかないなあ…」と他のサイトから文章をコピペしてしまうのは言語道断!

Googleに悪質だと判断されたコピーコンテンツは、検索結果に表示されなくなってしまう可能性がありますよ。

 

 

文字数よりも意識したい「ユーザーの検索意図」の満たし方

SEOにおいては、文字数よりも、ユーザーの検索意図を考えることが大切とお伝えしました。

 

では、ユーザーの検索意図を満たすためには、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?

ポイントを2点ご紹介します。

 

①コンテンツの専門性や信頼性を高める

ユーザーが知りたいのは、正しい情報です。

ユーザーの疑問に的確に答えるためには、内容の専門性や信頼性を高める必要があります。

 

近年は、コンテンツのE-E-A-Tが重要視されています。

E-E-A-Tは、Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったもの。

Googleの検索品質評価ガイドラインでページの評価基準の一つとして取り上げられています。

 

テーマによっては、その分野で権威のある専門家などに協力をお願いするなどの対応も検討してみましょう。

また、テーマに関連するご自身の経験があれば、積極的に書いてみるのもおすすめです。

 

②関連キーワードのトピックも含める

関連キーワードを含めることで、より多くのユーザーの疑問に答えられる網羅性の高いコンテンツを作成できます。

 

関連キーワードとは、設定したキーワードから連想されるキーワードを指します。

例えば「SEO 順位」というキーワードで検索してみると、検索結果の下の方に「関連性の高い検索」という項目が出てきます。

関連性の高い検索

「SEO 順位」を検索する人は、順位の調べ方や順位の上げ方、順位をチェックするツールにも関心があることが分かります。

 

関連キーワードをヒントにコンテンツの内容を厚くしていくことで、共起語※も含めやすくなるため、ユーザーの知りたいことへの回答の取りこぼしを少なくできます。

※共起語:設定したキーワードと一緒に使われることの多いワード

 

関連キーワードや共起語を抽出する専用ツールもありますので、気になる方はチェックしてみてください。

 

 

Googleがコンテンツの順位を決めるための評価基準には今回ご紹介したもの以外にもさまざまなものがありますが、いずれも「ユーザーのためになるか」という考え方が根底にあります。

目先の評価基準にとらわれすぎず、ユーザー目線に立ったコンテンツ作成を意識できると良いですね!

 

 

SEOでは文字数よりも検索意図を意識したコンテンツ作成を!

現在、SEOにおいては、文字数を評価するような検索エンジンのアルゴリズムは発表されていません。

評価の大部分を占めるのはコンテンツの内容です。

 

文字数よりも、ユーザーの検索意図に応え、質の高い情報を提供することが大切!

「文字数が多いから評価が高い」ではなく、「ユーザーの知りたいことが網羅的に説明できているから評価が高い」という考え方です。

ユーザーの検索意図から離れた内容で文字数をかさ増ししたり、薄い内容を無駄に長くするようなことは避けましょう。

 

ユーザーの検索意図を満たすためには、コンテンツの権威性や信頼性を高めたり、関連キーワードのトピックを含めたりすることが大切です。

 

ご紹介したポイントを意識して、SEOに強く、読み手にとって価値の高いコンテンツの作成を目指しましょう!

 

ブルームプロモーションでは、さまざまなSEO施策をご提案しております!

SEOのお悩みの方は、お気軽にブルームプロモーションにご相談ください。

この記事を書いた人

SEOプランナー大井 香奈美

留学経験もあり家電販売店や飲食店での接客業を経て、2019年 ブルームプロモーションに入社。主にコンテンツSEOの企画・設計を行う。

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