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こんにちは!ブルームプロモーションです。
SEOでは、記事の作成時の「キーワード選定」がとても大切!
どのようなキーワードを選ぶかによって、後の成果が大きく変わってきます。
今回はキーワード選定のコツを解説。
キーワード選定の大切さや基本的な手順、おすすめツールなど初心者必見の情報が盛りだくさん。
記事での集客がうまく行かない…と悩んだら、一度ご自身のキーワード選定を見直してみるのも良いですよ!
参考にして、ご自身のコンテンツのレベルアップを目指してみてくださいね。
目次
SEOでのキーワード選定はなぜ重要?キーワードの種類も知っておこう!
キーワード選定とは、SEO対策を行うページに、ユーザーにどのような検索語句(ここで言うキーワード)で流入してきてほしいかを選ぶ作業のことを指します。
キーワード選定が重要と言われる理由は、主に次の2つ。
- 正しいキーワード選定で上位表示できる可能性を高める
- 上位表示ができた場合にしっかりと流入を確保する
キーワード選定を間違ってしまうと、競合が強すぎること、コンテンツとユーザーの検索意図が異なることなどが原因となり、狙ったキーワードでの上位表示ができない可能性が高まります。
また、もし上位表示が叶えられたとしても、そのキーワードで検索するユーザーが少なければ、流入はあまり期待できません。
そのような事態を避けるためにも、正しいキーワード選定をマスターすることが大切!
そして、正しいキーワード選定を行うには、「キーワードの種類」を知っておく必要があります。
事前に知っておきたい!キーワードの種類
キーワードにはいくつか種類があり、検索意図や検索ボリュームによって、次のように分けられます。
■検索意図による分類
インフォメーショナルクエリ(情報型/Know query):「知りたい」を満たすための検索クエリ
トランザクショナルクエリ(取引型/Do query):「購入したい」「申し込みたい」を満たすための検索クエリ
ナビゲーショナルクエリ(案内型/Website query):「このWebサイトに行きたい」を満たすための検索クエリ
※クエリ:ユーザーが実際に検索窓に入力する語句のこと
コンテンツSEOの場合は、基本的にインフォメーショナルクエリを狙います。
反対に、トランザクショナルクエリ、ナビゲーショナルクエリは、セリングページで狙うことが多いキーワード群です。
■検索ボリュームによる分類
ビッグキーワード:検索ボリューム大
ミドルキーワード:検索ボリューム中
スモールキーワード/ロングテールキーワード:検索ボリューム小
スモールキーワードは、ロングテールキーワードとも呼ばれ、3~4語の単語で構成されます。
コンテンツSEOで上位を狙っていくなら、このロングテールキーワードがおすすめ。
検索ボリュームは少ないですが、具体性が高く、コンバージョンにも結びつきやすいのが特徴。
比較的、上位表示を叶えやすいキーワード群です。
ロングテールキーワードについては、下記コラムでもお話していますので、あわせて参考にしてみてくださいね!
ロングテールSEOがサイト集客にとって女神なワケ
ロングテールキーワードで狙うサイト構築~キーワード選定偏
SEOのキーワード選定の手順とは?まずは基本をマスター!
キーワード選定には、次の5つのステップがあります。
1つずつ詳しい工程を見てみましょう。
【1】軸となるキーワードの決定
例えば、あなたは小さな不動産会社を経営していて、Webサイトへの流入を増やす目的でブログ記事の運用を始めたいと考えているとしましょう。
そうすると「不動産売却 ◯◯」「土地購入 ◯◯」「空き家 ◯◯」など、不動産関連のキーワードを軸に狙っていくことが考えられます。
ここでの「不動産売却」「土地購入」「空き家」に当たる部分をまずは選んでいきます。
売却を考えている人なのか、購入を考えている人なのかなど、自社のサービスと相談しながら、メインとなるターゲットを絞り込むイメージです。
【2】キーワードの候補をピックアップ
【1】の手順での「◯◯」に当たる部分の候補を挙げていきます。
例えば、「不動産売却」を軸となるキーワードにピックアップしたとしたら、実際に「不動産売却」を検索窓に入力してみましょう。
すると、Google検索なら下の図のようなサジェストが出てくるはずです。
ここから、どのようなキーワードで検索するユーザーが多いのかのヒントを得ることができます。
まずは、ここから記事の候補をいくつかピックアップしてみるのも良いでしょう。
「うーん、Googleのサジェストからはしっくりくるものが見つからないな」という場合は、検索結果の下の方に出てくることが多い「他のキーワード」も参考にしてみると良いですよ!
軸キーワードを「不動産売却」にしたからといって、必ずしも「不動産売却 ◯◯」で選定する必要はなく、「家 売却 ◯◯」などで探すのも良いでしょう。
軸のテーマからズレない範囲で、似たようなキーワードも積極的に探してみてください。
後ほど紹介しますが、ツールを使ったキーワードの探し方もあります。
人によって探しやすい方法は異なると思いますので、最初はアレコレ試して、自分にピッタリくる方法を見つけてみてくださいね!
【3】キーワードの検索ボリュームを調査
【2】の手順で、「なるほど「不動産売却 仲介 流れ」と検索している人がいるのか…なら「不動産売却 仲介 流れ」をキーワードにして記事を書こう!」そう思ってしまうのはちょっと待って!
本当にそのキーワードで検索している人が多いのか、まずは調べてみましょう。
残念なことに「サジェストに出てきた=検索する人が多いビッグキーワード」という式は成り立ちません。
ちなみに後ほど紹介するツール Googleキーワードプランナーで「不動産売却 仲介 流れ」の検索ボリュームを調べてみたところ、検索数は月間10ほど。
これは大きい数字とは言えず、上位表示ができたとしても、たくさんの流入を期待するのは難しいでしょう。
先ほどの画像のサジェストにあった「不動産売却 税金」の検索ボリュームは月間6,600。
「不動産売却 仲介 流れ」と比べると、かなり多いことがわかります。
ただし、ボリュームが大きければ良いというわけでもありません。
ビッグキーワードは競合性が高いため、上位表示の難易度もハードモード。
最初はビッグキーワードを狙わずに、ミドル〜スモールくらいのボリュームのキーワードを選定した方が効果を感じやすいですよ!
「不動産売却 税金」などのビッグキーワードを狙いたいのなら、「不動産売却 消費税」「不動産売却 相続税」など、少し範囲の狭い子記事を書きためてからがおすすめ。
それぞれの記事をリンクで繋ぎ、記事をパワーアップさせて上位を狙いましょう!
【4】選定したキーワードの検索意図の確認・競合調査
これだ!という候補を絞れたら、実際にそのキーワードで検索してみましょう。
検索結果を確認すると、上位にどのようなページがランクインしているかがわかります。
例えば「不動産売却 査定」で検索してみると、上位に出てくるのは不動産一括査定サイトや大手不動産会社の査定ページです。
その場合、「不動産売却 査定」検索ユーザーは不動産査定を申し込みたいユーザーという風に予測できます。
最初に紹介した分類で言うとトランザクショナルクエリとなります。
査定の申し込みをしたくて検索しているユーザーに対しては、査定の申し込みができるページを提供すべきです。
単なる情報提供のブログ記事はユーザーに求められていないため、この場合は上位表示している競合に勝つのは難しいと判断できます。
【5】選定したキーワードで過去に作成済みの記事がないか確認
【4】の工程で、書きたい内容とユーザーの検索意図がマッチしていたなら、そのキーワードで決定!としたいところですが、既にブログ記事がたくさんある…という方は要注意!
最後に、過去に同じような内容の記事を書いていないか確認しておきましょう。
例えば「不動産売却 仲介」を今回のキーワードにしようかなと考えたけれど、過去に「家 売却 仲介」で記事を書いているようなケース。
もしかすると、その記事が「不動産売却 仲介」のキーワードで既にTOP10に入っている、上位ではないけど書いていた、というケースもあります。
その場合は、違うキーワードを選定するか、過去に書いた記事をリライトするという手も。
あまりに似た記事が存在すると、Googleに重複コンテンツと見なされ、本来なら1つのページに与えられる評価が、2つの記事に分散してしまう可能性もあります。
重複を避けるために、キーワードはカテゴリごとに分けて整理しておくと安心です。
記事が増えてきたら、キーワードを決定してしまう前に【5】の工程も忘れずに行うようにしましょう。
キーワード選定に大活躍!おすすめSEOツール
キーワード選定は、ツールを使うことでより効率的に進めることができますよ!
初心者におすすめの無料ツールとキーワード選定での使い方を解説します。
また、本格的にSEOに取り組みたい方に向けての有料ツールも簡単に紹介します。
【無料】 Googleキーワードプランナー
リサーチツールを使って適切なキーワードを選びましょう | Google 広告
広告用のツールですが、キーワード選定にも大活躍のツール。
利用にはGoogle広告のアカウントが必要ですが、キーワード候補の洗い出し、キーワードの検索ボリューム調査に便利です。
上の画像は「不動産売却」で検索をした結果です。
一番左の列には、「不動産売却」のキーワードに関連性の高い他のキーワード候補が表示されます。
あわせて、そのキーワードの検索ボリュームもチェック可能。
左から2列目にボリュームの大きさが表示されていますが、このグラフにカーソルを合わせると月別の検索ボリュームも確認することもできます。
そのキーワードが、どの季節によく検索されるのかがわかります。
ただし、広告運用をしていない状態では、月間ボリューム数が1000~1万などかなり幅広く表示されてしまいますので、参考程度に見るくらいにしておきましょう。
ちなみに、画像右側の「不必要な語句を除外」からは、いらない語句を候補から削ることも可能。
「ブランド名が入ったキーワードはいらないな」と思えば、不要なブランド名にチェックを入れるだけで、候補から除外することが可能です。
【無料】Googleトレンド
Googleトレンドは、キーワードの候補出しという点ではキーワードプランナーに劣りますが、検索ボリュームの調査だけなら超絶便利なツールです。
アカウントの作成や登録は不要で、「Googleトレンド」で検索すれば、そのままブラウザ上で利用できます。
月別の検索ボリュームの変化を確認できるほか、他に気になるキーワードがあれば、同時に5つまで調査可能です。
上の画像は「不動産売却」と「不動産売買」の2つを比較しています。
Googleトレンドで特徴的なのは、地域別の検索状況をチェックできる点。
どの地域で、そのキーワードの検索が多いのかを簡単に確認することが可能です。
地域系のキーワードを狙う場合に活用できそうな機能ですね!
【無料】SEOチェキ!
SEOチェキ!は、紹介した手順の【5】で活躍するツール。
選んだキーワードを入力し、自身のwebサイトのURLを入力すると、そのキーワードでの順位をチェックできます。
例えば、私が「次は「YMYL SEO」で新しい記事書こうかな〜!」と思った場合。
上の画像のように、自身のWebサイトのURLと、書きたいキーワードを入力してみます。
すると、「YMYL SEO」というキーワードでは、既に13位に何かしらのページがランクインしていることが判明しました!
「13位」のところをクリックすると実際の検索結果に飛ぶので、どのページが13位なのか確認してみましょう。
もし、過去記事の内容と今回書きたいキーワードの記事の方向性が同じなら、13位の記事をリライトする方が良いかもしれません。
もちろんリライトにするかしないかの判断基準はこれだけではありませんが、新たに記事を作るべきなのか、一度立ち止まって考えてみましょう。
【有料】ミエルカ
コンテンツマーケ・SEO対策ツール-MIERUCA(ミエルカ)
本気でSEOに取り組みたい方向けのSEOツール「ミエルカ」。
有料のツールになりますが、これ一つあればコンテンツSEOで必要な調査は大体カバーできます。
キーワードの候補出しはもちろん、ボリューム調査もワンクリックでお手の物。
上位表示サイトでよく使われている言葉「共起語」もすぐに調べることができます。
また、特徴的なのは、そのキーワードに関連するQ&Aサイトで使われている言葉をピックアップできること。
Q&Aサイトには、ユーザーの抱える悩みのヒントがたくさん。
手順の【1】軸キーワードの検討段階で非常に役立ちます。
また、Q&Aサイトのニーズを記事で網羅することで記事の独自性を出したいという場合にも便利なツールです。
ここでは紹介しきれないくらいたくさんの機能がありますが、困ったときのサポート体制も抜群なので、有料ツールの導入が初めてでも安心です。
【有料】パスカル
パスカルは、上の画像に書いてある通り、シンプルで「圧倒的に使いやすいSEOツール」。
大きく分けると「ランキング」「記事作成」「競合調査」「流入分析」の4つの機能があり、ページの順位監視などにも使えるツールです。
新記事作成のときによく使うのは「新規作成」の機能です。
キーワードの検索ボリューム調査やキーワード候補の洗い出しも簡単。
その他、上位表示するためには関連ページが何ページくらい必要か、上位表示記事にはどのようなジャンルの記事が多いかなど、一目で確認できます。
パスカルでは、調査レポートが非常に見やすい点が魅力。
特に、html形式(ブラウザ上に出力されるタイプ)で調査レポートをダウンロードすると、データが1ページに綺麗にまとまっていて…個人的にはとても好きです!笑
キーワード選定を行った後は?キーワードはどう生かす?
キーワードが選べたらそこで終わりではありません。
選定したキーワードを軸に、コンテンツを作成していきます。
選定したキーワードの活かしどころは、次の2つ。
【1】タイトルや見出しに含める
選定したキーワードは、タイトルに必ず含めましょう。
タイトルは、Googleの検索結果に30文字前後で表示されます。
それ以上は「…」と省略されてしまうため、重要なキーワードはできるだけ前に入れるのが基本の形です。
タイトルの付け方については「SEOではタイトルの付け方が重要?titleタグの設定や改善方法を解説!」で詳しくお話していますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!
また、<h1>や<h2>に当たる見出し部分にキーワードを含めることが大切。
ユーザーはもちろん、検索エンジンもよく見る部分です。
見出しにも積極的にキーワードを含め、その記事で情報が網羅されていることをユーザーや検索エンジンに伝えましょう。
ただし、タイトルや見出しにキーワードを詰めすぎるのはNG。
違和感のない程度の使用に留めておきましょう。
【2】本文に含める
選定したキーワードは、積極的に本文に含めましょう。
例えば「不動産売却 仲介」がキーワードなら、本文に「不動産売却 仲介」をたくさん使用することによって、検索エンジンが「このページは不動産売却の仲介に関するページなんだな」と認識しやすくなります。
もちろん、それはユーザーにとっても同じです。
ただし、こちらもキーワードが多ければ良いというわけではありません。
ユーザーにとって分かりやすいことが第一なので、文章として違和感のない程度にしておきましょう。
コンテンツの詳しい作成方法については「SEOライティングの基礎とは?書き方のポイントや注意点を解説!」で解説していますので、こちらも覗いてみてくださいね!
キーワード選定の基本を押さえて効果の高いSEO運用を!
SEOではコンテンツの質が重要だと聞くことも多いかと思いますが、「質」以前にキーワードの選定を失敗してしまうと、良い結果を得るのは難しくなります。
正しいキーワードの選定には「上位に表示できる可能性を高める」「上位に表示したときにしっかりと流入を確保する」といった役割があります。
キーワードには検索意図や検索ボリュームによって分類がありますが、コンテンツSEOならインフォメーショナルクエリ、そしてロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。
コンテンツ作成の労力を無駄にしないためにも、キーワード選定の段階からしっかり力を入れておきましょう!
キーワード選定の手順をまとめると、以下の5ステップ。
【1】軸となるキーワードの決定
【2】キーワードの候補をピックアップ
【3】キーワードの検索ボリュームを調査
【4】選定したキーワードの検索意図の確認・競合調査
【5】選定したキーワードで過去に作成済みの記事がないか確認
少し骨が折れる作業に感じるかもしれませんが、GoogleキーワードプランナーやSEOチェキ!など、無料で使える便利ツールもたくさんあります。
ご自身にとって効率の良い方法を模索しながら、コンテンツ作成に取り組んでみてくださいね!
ただ、キーワード選定は良いコンテンツを作るための、いわば準備段階。
そのあとは、キーワードをタイトルや見出し、本文に含めながら、質の高いコンテンツを作成していかねばなりません。
キーワード選定の段階で力尽きてしまわずに、コンテンツ作成への余力も残しておいてくださいね!笑